2007年08月15日

「ベクシル」ってそんなに酷いの?

元ネタ:島国大和のド畜生
まず日本のCGクリエイターは映画の現場で下積みをしろ
http://otsune.tumblr.com/post/8301031
http://otsune.tumblr.com/post/8301292

それはCGクリエーターではなくて演出をした人(多分監督なんだろうけど)に対する批判では?と思うんだが。
この監督は映画出身で、しかもハリウッドのジェームズ・キャメロンのデジタルドメインでVFXを担当していたんだとか。 本場の映画製作の現場で下積みしてるし、実写映画も撮っていて良い評価を得ている。演出にもかなりこだわっているように思う。
CM観ただけで本編観ていないんで的外れなことを書いてしまうかもしれないけど、自分はそこまでひどくはないんじゃないかと思った。 アップルシードのリメイクくらいの映像クォリティなら十分なんじゃないかと、アニメだし。
そして観てもいないのにツッコミを入れてみた。

 

 初っぱな、小型のスパイロボットみたいな奴が、 雪原から顔をもたげて望遠レンズでキュイーンとズームアップするカットが2カット続くのだが

超望遠レンズのクセに画角は標準レンズ

2カット目の遠くの車にズームアップするカットがわかりやすいのだが、かなり遠くから狙ってズームアップしている。 ズームと言うのは画角を狭くする事で被写体を大きく写すわけだが、その過程で遠近感は殺され圧縮された画面になる。実写なら。
それがパースが変わらないのなら”そのスパイロボットがもの凄いスピードで被写体に近づいているのだ”と言う画面になってしまう。

望遠レンズがズームするカットは、多分ターゲットを見せたいんだろうから、 単にキューっとズームするよりグーンってカメラが迫っていった方が、「ハイ!ココに注目!」みたいなツカミになって良いんじゃないかと。 インパクトもあるからキャッチとしては妥当な演出かと思う。現実にはありえないんだろうけど、娯楽映画だし。

 洋館の中は薄暗く照明されていて、点光源。 各所に置かれたランプだけが光源のはずだし、引いた画面に鳴ると背景の書き込みもそのようになっている。
が、
ツルピカメカが洋館に押し入り、薄暗い階段を駆け上るショット。
ツルピカメカの正面からカメラが狙い、階段を上る。そのメカ、階段や洋館のライトとは無関係に、 下手からガンガンに固定ライトが当たってピカピカ光りまくり。
小型ミサイルを撃つと後ろから炎を吹きながら敵に着弾。するが、炎の照り返しなど無し。
最悪なのは禿親父がマシンガンみたいなのをマズルフラッシュも激しく撃ちまくるのだが、背景にも親父にもその照り返しも何も無し。 それどころか、親父の下手からガンガンにライトが当たってる、その影は微動だにせず。

・・・・・?????

暗い洋館意味無いじゃん。

洋館の照明のところはちょっとした山場のシーンなのかな。「静」から「動」 への対比を強調したいので極端な照明にしたんじゃないかと思う。ツルピカメカが洋館に押し入って「動」 に移ったところで画の雰囲気をがらりと変える、多分BGMも重々しい曲からアップテンポの激しい曲に変わったりしてるんじゃないかな。 暗い洋館は後の戦闘シーンの激しさを引き立ててる為に必要だったのではないかと思う。

マズルフラッシュのところは、指摘した部分がそのカットの中でどれくらいのウェイトを占めているかによって、単に詰めが甘かったのか、 そっちを見て欲しくなかったのかで別れると思う。
例えばバストショットで禿親父がマシンガンを撃つカットに続いてロングショットでツルピカメカのリアクションのカットの場合。
禿親父のバストショットで影や照り返しが無かった場合はちょっとマズイと思う。
次のメカのリアクションのカット。必要な情報はもちろんメカのリアクション、ロングにしたのは親父とメカの位置関係を見せたいから (例えば至近距離で撃ってるとか)の二つになると思う。で、 メカの方を見せたいので親父の方に目が行かないように余分なエフェクトを省いたというのであれば、 余分な情報は載せないというデザインの基本に沿っているんじゃないかと。

何故そうなのか? を妄想で書いただけなんでツッコミどころ満載かと思んで、レンタルされたら観て確認してみよう。



posted by ika at 00:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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